空港で働く人ほど空港セキュリティは信じていない、ってホント?

空港で働く人ほど空港セキュリティは信じていない、ってホント?

このほど行われたヨーロッパでの調査で、空港で働く人たちは緊急時の手続きやルールの大部分を信じていない、との結果が出たそうだ。危機が発生したときの決められてた手順と実際の行動に違いがあるという。

その違いは、

・セキュリティ技術に全幅の信頼を寄せるのは、空港で働く人の53.1%、セキュリティ担当者の63%
・疑わしいものを発見したとき、他人に知らせるのは空港で働く人の23.6%、セキュリティ担当者の58%
・急報をしたことが無いのは、空港で働く人の54.3%、セキュリティ担当者の40%

と、どの項目も必ずしも高い割合ではないようです。

ヨーロッパでは2010年4月から5月のアイスランドでの火山噴火、11月から12月の雪による空港閉鎖と危機的状況が頻発。そうした時期に空港が混乱しましたが、こうした理由から混乱が大きくなったのかもしれません。

危機が発生したとき、高い意識のあるセキュリティ担当者は、率先して行動するそうです。これは、普段からの訓練によるもの。

なお、2011年3月11日に発生した東日本大震災時、成田空港では乗客やスタッフが急いで逃げる様子が写されていますが、空港で働くセキュリティの人たちが落ち着いて行動していたようですよ。

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