アメリカ連邦航空局(FAA)は管轄する空港のうち、149空港の管制塔を2013年4月7日から閉鎖すると発表しました。アメリカでいわゆる「財政の壁」といわれていた予算の強制削減に伴う措置で、航空関連ではアメリカ空軍のサンダーバーズ、アメリカ海軍のブルーエンジェルスのショー中止に続く影響。管制塔の閉鎖は4月7日から4週間の予定です。
FAAはアメリカ連邦予算削減の場合、管制塔を停止する空港を決定していましたが、このうち管制の閉鎖で大きな影響を受けるモービルダウンタウン空港など24空港は運営を継続、FAA以外に費用をシェアする16空港も運営を行います。
なお、閉鎖する149空港の中にはボーイングの737の工場があるレントン市営空港、ヴィクターヴィルのサザンカリフォルニアロジステクス空港などが含まれています。管制塔の閉鎖も空港は運営され、737のデリバリーや退役機材の受け入れなどに大きな影響はないと見られます。