米連邦航空局、定期運送用操縦士認定で飛行時間1,500時間へ引き上げ

米連邦航空局、定期運送用操縦士認定で飛行時間1,500時間へ引き上げ

アメリカ連邦航空局(FAA)はアメリカの旅客、貨物の航空会社を対象に、ファーストオフィサー、副操縦士の慣熟訓練の実施要件を引き上げることを発表しました。コンチネンタル・コネクションを運航していたコルガン・エアが2009年2月にバッファロー​・ナイアガラ国際空港で失速、墜落したことを受けた対応です。

ルール改訂の柱は定期便の航空機に乗務できる定期運送用操縦士(ATP)認定で、これまでの250時間から1,500時間と大幅に厳しくするもの。年齢も23歳以上としています。副操縦士としても1,000飛行時間が必要となります。

ただし、このルール改定で軍のパイロットとして750飛行時間があること、航空の学士号を取得して1,000飛行時間があること、航空の準学士号があり1,250飛行時間があること、21歳以上で1,500飛行時間がある場合には、限定的にATPが認定される場合もあるとしています。

なお、詳しくはFAAのウェブサイトを参照ください。

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