シンガポール航空は2013年5月30日、エアバス、ボーイングがそれぞれ開発中の機材を購入する約170億ドル相当の機材を発注したことを発表しました。内訳はA350-900を30機超、787-10Xを30機超としています。
エアバスへの発注はA350-900の30機を確定発注しており、2016年/2017年の会計年度からデリバリーを開始。この契約にはオプションとして20機のオプション発注があり、この機材はA350-1000への変更の可能性もあります。シンガポール航空のA350の発注はこれが3回目。2006年、2012年にそれぞれ20機、計40機を発注しています。
ボーイングへの発注は787-10Xで、2018年/2019年の会計年度からデリバリーを開始。ただし、ボーイングの787-10Xの正式な開発計画の決定が条件としています。シンガポール航空はこれまでに発注した787-9の20機は、格安航空会社(LCC)のスクートへ導入する予定です。
なお、787-10Xはこの発注で型式を正式発表していないブリティッシュ・エアウェイズを除くと初めての言及です。これにより、正式な開発への着手も近いと見られます。