アメリカ空軍は2013年12月16日、アメリカ領バージン諸島サンタクルス島のヘンリーE.ロールセン空港に展開していた第403航空団(403WG)第53気象偵察飛行隊(53WRS)の今シーズンの任務が完了し、ミシシッピ州キースラー空軍基地に帰還すると発表しました。
53WRSはWC-130Jでハリケーンの目に飛び込み、温度、風速、風向、湿度、気圧などを観測するゾンデを投下して、ハリケーンのデータを国立ハリケーンセンター(NHC)に提供する「ハリケーン・ハンター」として知られています。
毎年5月にサンタクルス島に前進展開し、NHCの要請で出動し、ハリケーンシーズンの終わる12月に帰還します。1966年から年平均約100回出動していますが、今シーズンはハリケーンが少なく34回の出動に留まりました。
アメリカ空軍はハリケーンなど熱帯低気圧を観測するため、大西洋側ではキースラー空軍基地とサンタクルス島、太平洋側ではハワイのヒッカム空軍基地から観測機を飛行させています。