北海道エアシステム、6月4日のフライトが重大インシデントに

北海道エアシステム、6月4日のフライトが重大インシデントに

北海道エアシステムは2011年6月4日午前11時26分ごろ、函館発奥尻行きHAC2891便で着陸復行操作を行ったことを公表、運輸安全委員会が重大インシデントと認定した。HAC2891便は奥尻空港で悪天のため着陸をやり直す際、対地接近警報装置の警報が作動。警報に従って上昇操作を行った際に、エンジン等に制限を超える負荷がかかった可能性があるため、HACでは6月9日から点検、調査を行っている。

当該機はSAAB340B型3号機で機体番号(レジ)「JA03HC」のGE社製のCT7-9B型ターボプロップ・エンジン。当日はのフライトは乗客数10名、運航乗務員2名、客室乗務員1名の計13名が搭乗していた。

現在、HACではこの機材を6月9日まで運航、報告が遅れたことで厳重注意を受けた。また、6月4日の対地接近警報装置の警報が作動する急降下の原因として機長の操縦ミスも報道されている。

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