ボーイング、777Xの主翼生産でエバレット工場を拡張へ

ボーイング、777Xの主翼生産でエバレット工場を拡張へ

ボーイングは2014年2月18日、開発を発表している777Xの主翼生産をワシントン州エバレットで行うと発表しました。ボーイングのエバレット工場の北側に新工場を建設することから、シアトル周辺のピュージェット・サウンドで新たな雇用を生み出すとしています。

新工場は最終組立ラインのすぐ側となる北側に約100万平方メートルの敷地を確保し、2014年後半に着工します。

シアトルのエバレット工場

国際機械技術者協会(IAM)が2014年1月、ボーイングと8年間の生産契約協定について賛成し、主翼以外に、胴体、最終組立などがエバレットで行われる見通しでした。ボーイングではエバレット工場で主翼を生産することで、競争力が高まるとしています。

シアトルのエバレット工場で最終組立が行われる777X

777Xは現在、2020年の初号機引き渡しを目指して、開発が進められています。このうち、今回の新工場建設が発表された777Xの主翼は、787でノウハウを蓄積した新しい炭素繊維の複合翼で、空力を大幅に改善します。現在の777-300ERより長く、全長233フィート(約71メートル)となる見込みです。

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