海上保安庁みずなぎによる西之島観測、引き続き面積が拡大中

海上保安庁みずなぎによる西之島観測、引き続き面積が拡大中

海上保安庁は西之島付近の火山活動について2014年4月15日、羽田航空基地所属MA722の「みずなぎ」、DHC-8-300により実施した観測について発表しています。

北側の火口が拡大し、噴煙を噴出していましたが、3月24日の観測で確認された新たな火口は認められなかったとしています。また、南側の火口は爆発を伴う薄い褐色の噴煙、溶岩片を噴出していました。

観測に同乗した東京工業大学火山流体研究センターの野上教授は、爆発回数は3月24日時点から減ったものの、南西方向に広い変色水域もあり、しばらくは小規模な爆発と溶岩の流出が続くとコメントしています。

4月15日時点の形状は東西1150メートルで3月24日時点とほぼ変わらないものの、南北は950メートルとなり、こちらは100メートル広がりました。面積は0.75平方キロメートルと東京ドームの16倍相当に成長しています。

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