ピーチ、3年で単年度黒字を実現

ピーチ、3年で単年度黒字を実現

関西国際空港を拠点にする格安航空会社(LCC)、ピーチは2014年(平成26)年3月期(2013年4月1日〜2014年3月31日)の決算を発表しました。

これによると、営業収入は305億9500万円(前期:143億8700万円)、営業利益は20億700万円(前期:9億6000万円の損失)、当期純利益は10億4600万円(前期:12億900万円の損失)となりました。2012年3月の就航から、3年で単年度黒字の達成となりました。平均搭乗率は有償旅客搭乗率ベースで83.7%、有償旅客数はおよそ300万人でした。

井上慎一代表取締役CEOは「当初の目標通り、就航3年目で単年度黒字を実現することができました。利益を生み出すことができる経営基盤を構築できたことは当社にとっての大きな一歩と同時に、日本におけるLCCビジネスモデルが、条件さえ整えば事業として成立することを実証致しました。Peachを応援してくださったすべての皆様に心より感謝 申し上げます」とコメントしています。

ただし、夏スケジュールでの計画減便については、「多くのお客様にご迷惑をお掛けいたしましたことを改めましてお詫び申し上げます」とし、減便はおよそ30億円の減収要因となるものの、那覇空港の拠点化を予定通り展開し、堅実な事業計画の策定、遂行で、2015年3月期も増収を見込んでいるとしています。

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