フィンエアーは2014年8月13日、ヨーロッパでのローンチカスタマーとなるA350 XWBの客室デザインを発表しました。フィンエアーは2015年にA350 XWBを導入する予定です。
客室内はヘルシンキのdSign Vertti Kivi & Coが設計・デザインを担当しました。窓が広く、明るく広い客室で、ビジネス、エコノミーの2クラスで構成します。照明はフライトの状況に合わせたLED照明を採用しているほか、Wi-Fiを装備しています。LEDは中東に到着する際は、暖かいオレンジ色の色調、ヘルシンキに到着するときは青など、土地に合わせた使い方も予定しています。
座席数は297席です。ビジネスには46席を装備し、「1-2-1」の配列で、ゾディアックシーラスIIIのフルフラットシートを採用しています。16インチのタッチスクリーンを採用しています。エコノミーは251席、「3-3-3」の配列で、31インチのシートピッチで、ゾディアックZ300スリムラインシートを装備しています。なお、エコノミーコンフォートは43席が設けられます。
フィンエアーはA350 XWBを11機確定発注しており、オプション権は8機です。2015年に投入する路線はヘルシンキ発着の上海、バンコク、北京線で、2016年に香港、シンガポール線に投入する計画です。A350はフィンエアーの長距離路線の中核機材で、導入によりアジアでの旅客数を伸ばすアジア戦略を強化します。