エアバスはソウル、東京、ハノイ、バンコク、クアラルンプールをA350で巡ったアジア・ツアーで大きな関心を引き起こし、成功にツアーを終えたとしています。アジア5都市を巡ったツアーでは、375名以上がA350 XWBのデモフライトに搭乗し、4,000名以上が航空機を見学しました。
アジア・ツアーで使用されたA350-900の5号機は、路線実証(ルートプルービングテスト)飛行で使用された機体で、アジアツアーでも機体の効率性や装備するシートの快適性などを紹介しました。A350は複合材料53%を使用し、エンジンはロールス・ロイスのトレントXWBエンジンは低燃費で燃料消費を25%削減し、排出ガスやメンテナンスコストを押さえます。
エアバスのA350は現在、750機の確定発注を獲得しており、このうちアジア太平洋地域では3分の1を獲得しています。そのアジア太平洋地域の航空会社では、エアアジア・エックス、中国国際航空、アシアナ航空、キャセイパシフィック航空、チャイナエアライン、香港航空、日本航空(JAL)、シンガポール航空、スリランカ航空、タイ国際航空、ベトナム航空が発注しています。
この初号機は2014年末までにカタール航空に引き渡しされ、アジアではベトナム航空に2015年に引き渡しされる予定です。