エアバス、12月22日にA350 XWB初号機をカタール航空にデリバリー

エアバス、12月22日にA350 XWB初号機をカタール航空にデリバリー

ニュース画像 1枚目:A350の初の営業飛行を行うカタール航空 「A7-ALA」
© Airbus S.A.S.
A350の初の営業飛行を行うカタール航空 「A7-ALA」

エアバスは2014年12月19日、A350 XWB初号機がローンチカスタマーのカタール航空へ12月22日、デリバリーされると発表しました。当初は12月13日とされていましたが、直前にデリバリーのスケジュールが延期されていました。

A350 XWBは、客室環境の快適性、運航効率、コスト効率で新たなスタンダードを築く機体で、その歴史的なデリバリーになるとエアバスは予測しています。

A350 XWBの開発プログラムは2013年6月14日、トゥールーズでの初フライトし、2013年はさらに1機を加えた2機体制で試験を進めました。2014年は年明け早々に高高地試験、寒冷地試験、さらに2014年2月26日には2機の試験飛行機が初飛行し、急ピッチでプログラムが進みました。最後には5機体制で試験飛行を行い、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)から2014年9月、アメリカ連邦航空局(FAA)からは11月にそれぞれ型式証明を取得しています。

試験飛行プログラムの14カ月間、5機のテスト機で計2,600飛行時間を超える認証作業を行い、耐空性基準を満たしていることを確認するため、設計限界を超えたテストが続けられてきました。

カタール航空への初号機を皮切りに、2014年11月末現在で確定発注を獲得している、世界41社、778機を順次、引き渡していきます。この中には、日本航空(JAL)のA350-900が18機、全長が7メートル長いA350-1000が13機、計31機も含まれています。

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