世界最大のワイドボディ旅客機を保有するエミレーツ、2014年は27機導入

世界最大のワイドボディ旅客機を保有するエミレーツ、2014年は27機導入

ニュース画像 1枚目:エミレーツ航空 50機目のA380 「A6-EEX」
© Airbus S.A.S.
エミレーツ航空 50機目のA380 「A6-EEX」

エミレーツ航空は2014年の締めくくりとして、同社がワイドボディの旅客機保有が218機と世界最大になったと発表しています。同社保有の貨物機は14機あり、計232機を保有しています。

エミレーツは2014年に新造機を27機、導入しました。内訳はA380を13機、777-300ERを12機、777貨物機を2機です。このうちA380の50機目、777-300ERの100機目を受領しており、両機種は長距離路線のワイドボディ機として主力機材となっています。

2014年はエミレーツにとってハブ空港のドバイ国際空港で実施された滑走路の修復期間中に運航を継続したものの、20機程度を駐機し輸送量は減少しました。また、地域紛争、エボラ熱の流行、流動が激しい原油価格と為替レートなどの外的要因に影響されたとしています。

こうした需要減の要因があったにも関わらず、成長を継続し、顧客のフライト体験の向上のために投資を継続したとしています。2014年の旅客数は4500万人を超え、平均で州3,516便を運航、210万トンの貨物を輸送しており、機内では4800万食を提供、7億5600万キロを飛行しました。飛行距離は地球を18,552回の周回に匹敵します。

2014年の新規就航地は、キエフ、台北、ボストン、アブジャ、シカゴ、オスロ、ブリュッセル、ブダペストで、さらにA380ではチューリッヒ、バルセロナ、ロンドン・ガトウィック、クウェート、ムンバイ、フランクフルト、ダラス・フォートワース、サンフランシスコ、ミラノ、ヒューストンです。これにより、A380は32都市に定期便を就航しており、1度限りの運航ではグラスゴー、マニラ、テヘラン、ウィーンにも運航しました。

なお、エミレーツは世界最大の旅客機、A380を2015年は最大16機を導入する計画です。

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