島津製作所、ロングビーチ空港に隣接する新工場建屋が完成 6月に稼働

島津製作所、ロングビーチ空港に隣接する新工場建屋が完成 6月に稼働

ニュース画像 1枚目:シマヅ・プレシジョン・インスツルメンツ 新工場建屋の竣工式
© 島津製作所
シマヅ・プレシジョン・インスツルメンツ 新工場建屋の竣工式

島津製作所は2015年3月18日、同社100%出資のアメリカ子会社のシマヅ・プレシジョン・インスツルメンツ(Shimadzu Precision Instruments, Inc:SPI)がカリフォルニア州のロングビーチ空港に隣接するダグラス・パーク内で2014年7月に着工、建設していた民間航空機向けの新工場建屋が完成したと発表しました。

現地で3月12日に竣工式を執り行ったもので、これにあわせトーランス工場、SPI本社は、民間機ビジネス拡大をめざし、延床面積を倍増した新工場へ移転します。SPI本社移転は2015年4月、工場の稼働開始は2015年6月を予定しています。

トーランス工場では組立、試験、修理事業を手がけていましたが、新工場はこの機能を継承し、さらに部品加工、表面処理の能力を追加した製造工場としての機能を強化しています。これにより、エンジン、アクセサリ、ギアボックス、操縦系統、降着装置、貨物扉アクチュエータなどを扱います。

さらにメンテナンスを行う面積は、新工場で従来から2倍以上となり、取り扱い品目の拡大も計画しています。ボーイング、ハネウェルなどアメリカでの顧客を中心に、世界各国の航空会社へ優れたサービスの提供を目指します。

島津製作所では、航空機器事業部について本社の航空機器工場とSPIの新工場で、グループ全体として最適な製造戦略を推進し、製品開発スピードの向上、コスト削減、為替リスクの回避などに取り組み、高品質で価格競争力のある製品、サービスを提供していくとしています。

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