重大インシデントに認定されている2011年9月6日、エアーニッポン運航の那覇発羽田行きANA140便が一時、背面飛行に近い状態だったことが分かった。運輸安全委員会が進めている調査の途中経過として、報道各紙が伝えている。
このフライトはB737-700型、機体番号(レジ)「JA16AN」で機長がトイレからコックピットへ戻る際、副操縦士がドアを解錠するスイッチと機体の向きを調整するスイッチを誤ったことが急降下した要因と見られている。これまでは、ほぼ背面飛行に近い状態で飛行していたことは伝わっていなかった。
このフライトでは客室乗務員2名が軽傷を負ったほか、その後に体調不良を訴える乗客がいるという。