太陽エネルギーを動力とした「ソーラー・インパルス2」が、2015年5月30日に中国の南京を離陸し、ハワイ・オアフ島のカラエロア空港までの最長区間を飛行中です。今日にも日本を通過して日本海から太平洋に向かう模様です。
ソーラー・インパルス2「HB-SIB」は、スイスで作られた翼幅約72メートルの大型の単座機で、機体上面に17,248セルの太陽電池とリチウムイオン電池の電力で4基のモーターを駆動して飛行します。
赤道に近い経路での世界一周飛行に挑戦中で、2015年3月9日にアラブ首長国連邦のアブダビを出発し、オマーンのマスカット、インドのアフマダーバード、ワーラーナシー、ミャンマーのマンダレー、中国の重慶、南京と飛行してきました。
現在、飛行中の第7レグ、南京/ハワイが最長の約8,172キロで、この区間を6日間ぐらいかけて飛行します。公式サイトはもちろん、Flightradar24でも「solar2」でリアルタイムの追跡が可能で、YouTubeでもライブ中継されています。
太陽光のある昼間でも50ノット以下、夜間は20ノット以下と、ジェット旅客機とは比べものにならないの低速で飛行しています。