三沢基地、空自とアメリカ空軍が危機管理演習 航空祭で最悪の事態を想定

三沢基地、空自とアメリカ空軍が危機管理演習 航空祭で最悪の事態を想定

ニュース画像 1枚目:墜落など最悪を想定し、訓練を行う
© U.S. Air Force / Jordyn Fetter
墜落など最悪を想定し、訓練を行う

青森県の三沢基地で2015年9月2日、日米共同で危機管理演習(Emergency Management Exercise:EME)が実施されました。EMEは航空自衛隊、アメリカ空軍が緊急事態に備え、その対応状況を確認するもので、例年、9月に開催される三沢基地航空祭を前に開催されています。

この演習は、多くの人たちが集まる航空祭で、地上展示機、飛行展示機で墜落したと最悪の場合を想定し、取り組んでいるものです。アメリカ空軍三沢基地では、年に数回にわたりEMEを実施していますが、演習では「基本的に起こる可能性が低い事態に対し、個々のスキル、機器を活用する機会を与えてくれる」としています。

2015年の演習では、40名のさまざまな状態の「負傷者」に対し、訓練を行いました。また、この演習を通じ、次回の演習までに改善策を検討し、常に最善の対応を行う体制を整えるとしています。

このEMEは三沢航空祭での緊急事態の対応能力を実証するとともに、開催の準備でもあります。三沢基地では2015年9月13日(日)、航空祭が開催されます。

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