鬼怒川堤防の決壊、自衛隊15機・消防6機・警察8機のヘリで救助活動

鬼怒川堤防の決壊、自衛隊15機・消防6機・警察8機のヘリで救助活動

ニュース画像 1枚目:海上保安庁、あきつしまをパラオに派遣
© 海上保安庁
海上保安庁、あきつしまをパラオに派遣

2015年9月10日、台風18号から温帯低気圧に変わり、湿った空気が流れ込んでいる影響で、栃木、茨城で記録的な大雨と鬼怒川の堤防決壊で、自衛隊、消防、警察、海上保安庁など各機関のヘリコプターが救助活動にあたっています。内閣府では9月10日18時健在でヘリコプター38機が投入、救助者数は265名以上としています。

自衛隊は陸上に加え、空からの救出活動で航空機15機を投入しており、陸自、空自のUH-60、海自のSH-60などで救出活動を通じ、9月10日20時現在でヘリコプターから254名を救助しました。自衛隊の人員は約480名、車両約70両、ボート約40隻も投入されており、自衛隊は404名を救助しています。

消防では茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都の消防防災ヘリコプター6機が出動し、情報収集や救助を実施しています。警察庁では茨城県警がホイスト救助を行うなど、6都県警察の8機が対応にあたっています。

また、関東地域整備局防災ヘリコプターによる利根川水系、鬼怒川沿を上空から調査を実施し、状況の把握に務めています。

なお、航空局は9月10日15時58分にノータムを発行しており、茨城県常総市周辺にて救助活動が行われていることから、全ての有視界飛行方式で飛行する航空機への注意を喚起しています。

さらに9月11日は、宮城県で大雨となっていることから、秋田県、山形県、福島県、新潟県の緊急消防援助隊が宮城県への出動準備体制を整えており、すでに新潟県には出動要請が行われています。

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