ボーイングは2016年1月29日(金)、737 MAX 8の初飛行を行いました。レントンフィールドを9時46分に離陸、2時間47分の飛行の後、ボーイングフィールドに12時33分に着陸しました。これにより、737 MAXプログラムは型式証明の取得とデリバリーに向けた総合的な飛行試験プログラムを開始しました。ボーイングは、737 MAXの開発プログラム全体が予定通りのスケジュールで進捗しているとアピールしています。
製造番号(MSN)「42554」、ラインナンバー「5602」、機体記号(レジ)「N8701Q」の737 MAXは、CFMインターナショナルのLEAP-1Bエンジンを搭載、主翼の翼端にはアドバンスト・テクノロジー・ウイングレットを装備し、現在の737 Next-Generationを上回る効率性の高い航空機となっています。
初飛行は高度25000フィート、およそ7620メートル、速度250ノットと時速463キロで巡航しました。レントンを北に離陸し、オリンピック・ナショナル・パーク付近の上空を飛行しました。機長は737 MAXチーフパイロットのエド・ウィルソンさん、副機長はボーイング・チーフ・テストパイロットのクレイグ・ボンベンさんでした。
737 MAX 8は現在、試験飛行機を3機、最終組立を進めており、この4機で型式証明の取得に向けた試験を進め、2017年第3四半期に量産初号機をサウスウエスト航空に納入する計画です。