空自U-125の墜落、現地調査団含め事故原因を究明へ 再発防止策も

空自U-125の墜落、現地調査団含め事故原因を究明へ 再発防止策も

防衛省は2016年4月8日(金)、4月6日(水)に鹿屋航空基地周辺でレーダー航跡から消失した入間基地所属U-125について、高隈山の東にある御岳付近で機体の一部を発見したと発表しました。

捜索活動は陸上から、陸上自衛隊の約250名、海上自衛隊の約20名、航空自衛隊の約150名の計420名ほど、航空機はP-3C、UH-60、U-125A、陸自のUH-1映像伝送ヘリが空から活動しました。これにより、4月7日(木)までに発見した4名に加え、2名の乗務員を発見しました。

U-125は御岳山の山頂東側から約600メートル付近の崖に原形をとどめず、破片が広範囲に広がる状況です。これを受け、防衛省はU-125が墜落したと判断しています。また、レーダー航跡から消失した880メートルと墜落現場の600メートルの関係性については、現場から回収したフライトレコーダーを解析し、原因究明を進めます。

航空自衛隊はすでに4月6日、航空幕僚監部の監理監察官をトップに、航空事故調査委員会の調査を開始しており、鹿屋航空基地に約20名の現地調査団を派遣し、状況を確認しながら、原因の解明や再発防止につなげます。

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