アントノフ・エアラインズは2016年6月30日(木)、An-124-100ルスランのアップグレード・プログラムのうち、搭載するD-18Tエンジンシリーズ3について、シリーズ3Mへの発展型に近代化する共同作業についてイーウチェンコ-プロフレース、モトール・シーチの2社と契約を締結しました。
近代化するシリーズ3Mは、騒音レベルの低減と温暖化ガスの排出削減を実現し、エンジンの12,000飛行時間の寿命を14,000飛行時間に寿命延長を図ります。
現在、新シリーズのエンジンは、地上エンジン運転試験設備で試験が行われています。アントノフ・エアラインズの航空機に搭載し、試験飛行の開始は2017年を予定しています。
アントノフ・エアラインズはエンジンの近代化について、An-124-100の近代化に取り組む最優先事項の1つで、コンプライアンスを満たす要件としています。こうした要件は、世界各地を特大貨物を搭載し、飛行するAn-124-100にとって非常に重要なアップデートになるとしています。