エアバス、トゥールーズでA330neo初号機の最終組立を開始

エアバス、トゥールーズでA330neo初号機の最終組立を開始

ニュース画像 1枚目:最終組立ラインで組立が開始されるA330-900
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最終組立ラインで組立が開始されるA330-900

エアバスは2016年9月27日(火)、トゥールーズの最終組立ラインでA330neoの初号機、A330-900の組立を開始したと発表しました。ステーション40で主翼と中央胴体の組立を開始しました。製造番号は「1795」とみられます。

A330neoは、A330ワイドボディ機の最新の派生型で、現行機からシートあたりの燃費消費量を14%削減する予定です。A330-800とA330-900の2機種が製造され、A350に搭載した主翼のシャークレットを装備するほか、ロールス・ロイス製のトレント7000エンジンを搭載し、客室は「エアスペース(AirSpace)」と新しい仕様が採用されます。

エアバスは、新たな派生型の開発で厳しいスケジュールを組んでいますが、製造開始は予定通りで、高い成熟性と信頼度を得られるようプログラムが進捗しているとコメントしています。

A330neoは現行機から、航続距離が400海里伸び、A330-900は6,550海里、A330-800は7,500海里となります。A330-900とA330-800は99%が共通で、A330とは95%の共通性を確保しています。これにより、既存のA330を保有する航空会社はコスト効率や柔軟性を確保できる新機種となります。

エアバスはA330neoでこれまで、10社から186機の確定受注を獲得しています。

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