鹿児島県奄美市に位置する鹿児島県立大島病院は、2016年12月27日(火)からの運航開始を予定している「奄美ドクターヘリ」の運航前訓練を11月11日(金)から開始しました。訓練は、奄美群島に位置する各自治体で11月28日(月)まで予定されています。
鹿児島県では、奄美地域へのドクターヘリ配備により、鹿児島県全域をカバーすることができるとして、2016年度中の運航開始を目指し、これまで準備を進めて来ています。2015年度予算では、このドクターヘリの導入に向け、基地ヘリポートとなる県立大島病院に必要な格納庫、給油施設などの設計や建設、地元関係者との調整などを実施していました。なお、奄美ドクターヘリとして使用される機体はAW109SP、機体番号(レジ)「JA07KG」で、2016年9月に新規登録されています。
11月11日(金)から実施されている運航前訓練では、奄美大島内の龍郷町、大和村、瀬戸内町のほか、加計呂麻島、喜界島の喜界空港、徳之島、枝手久島などで出動要請から患者搬送までを想定した実地訓練が実施されています。
なお、11月24日(木)以降は、徳之島の伊仙町、与論島、請島、与路島、沖永良部島での実地訓練が予定されています。詳しくは、鹿児島県立大島病院のウェブサイトを参照ください。
■ 鹿児島県立大島病院 奄美ドクターヘリ運航前訓練スケジュール
11月24日(木) 10:00〜 伊仙町(徳之島) 阿三ヘリポート (予備:午後)
11月25日(金) 10:00〜 与論町(与論島) 風花苑ヘリポート
11月25日(金) 13:45〜 瀬戸内町(請島) 請阿室港、(与路島) 与路ヘリポート
11月28日(月) 10:00〜 和泊町、知名町(沖永良部島) 和泊町グラウンド(予備:午後)
