アメリカン航空と中国南方航空、戦略的提携で合意 コードシェアなど実施へ

アメリカン航空と中国南方航空、戦略的提携で合意 コードシェアなど実施へ

アメリカン航空、中国南方航空は2017年3月28日(火)、両社の戦略的提携について合意したと発表しました。提携にあたり、アメリカン航空が中国南方航空に2億ドル、日本円で約222億円を出資します。保有機材数と旅客数で中国南方航空はアジア1位、アメリカン航空は旅客数が世界1位と規模の大きな航空会社同士の提携で、両者はアメリカと中国の大規模マーケットで市場開拓に取り組みます。

アメリカン航空は、中国の航空会社しか運航できない中国国内線を開拓している中国南方航空の広範な路線ネットワークを評価し、世界の2大航空会社がそれぞれの市場でビジネス、レジャー市場の開拓で手を携えることに期待感を示しています。

提携は、2017年後半から、コードシェア提携とインターライン契約を開始し、中国、 または北米や南米のネットワークを相互の顧客に提供します。アメリカ発の場合は、北京、上海以遠の約40地点にアクセスできるようになるほか、中国発の旅客は、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク・JFK以遠で北米、南米の約80地点のアクセスを提供します。コードシェアを実施する路線では、マイレージプログラム「アドバンテージ(AAdvantage)」でのマイル獲得、スルーバゲージなどのサービスが含まれています。

なお、アメリカン航空は現在、ダラス発着で香港、北京、上海線、ロサンゼルス発着で香港、上海線、シカゴ発着で北京、上海線を運航しています。中国本土には787-8を使用、香港線には777-300ERを使用しています。中国南方航空は広州発着でロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク・JFKの3路線を運航しているほか、広州/サンフランシスコ線は武漢経由での運航となっています。

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