アトランタ国際空港に隣接する「デルタ航空博物館」で2017年3月28日(火)、747-400初号機の機体記号(レジ)「N661US」が一般公開されました。シップナンバー「6301」は、ノースウェスト航空で1988年12月に定期便で運航を開始、ラストフライトは2015年9月9日(水)にホノルル発アトランタ着DL836便でした。
デルタ航空博物館では、この展示により、現在、さらに将来の世代にわたる航空に関する教育や、知識の刺激になることを願うとコメントしています。また、747-400の退役は一時代の終わりを告げるものと同時に、新たな時代の始まりとし、より明るい航空サービスの提供を目指し、未来へ貢献することになるだろうと、747-400のさらなる活躍に期待を示しています。
展示は、特に747に焦点を置いた航空機の歴史を紹介しているほか、2階部分でフライトデッキ見学や「デルタワン」の体験ができます。展示までに、デルタ航空のスタッフが数カ月にわたり、機内の再現を手がけており、「デルタワン」に加え、エコノミー、フライトデッキ、クルー向け休憩エリアはそのままに、一部の座席と荷物入れのオーバーヘッドビンは除去されています。この機体を使用した企業のパーティー、ディナー、映画セットとしての利用も想定されています。
なお、デルタ航空博物館の入場料は大人15ドル、65歳以上の高齢者が12.50ドル、5歳から17歳の子供は10ドル、5歳未満の子供は無料です。水曜日は休館日で、営業時間は正午から16時です。入場券はオンラインでの購入も可能です。