エアバス・ヘリコプターズとナバル、DGAと無人ヘリコプター共同技術開発

エアバス・ヘリコプターズとナバル、DGAと無人ヘリコプター共同技術開発

ニュース画像 1枚目:VSR700-03
© エアバス・ヘリコプターズ
VSR700-03

エアバス・ヘリコプターズと仏ナバル・グループは2018年1月11日(木)、フランス国防省装備総局(DGA:Directiongénéralede l'armement)と無人航空機ヘリコプター分野の技術開発契約を締結しました。

この契約は将来、軍艦に搭載される戦闘用無人航空機ヘリコプターの仕様、製造に先立ち、リスク回避の研究も含まれています。デモンストレーションプロジェクトは、フランス海軍艦が実施する無人機発射システム、ミッション・システムや空中航空機の試験へつながります。

この契約を受け、ヨーロッパの海軍防衛分野をリードするナバル・グループと、世界有数のヘリコプターメーカーのエアバス・ヘリコプターズが能力とノウハウを補完し、フランス海軍の将来の無人航空機システムを準備します。両社は産業プロジェクト・マネージメントの共同責任を負い、幅広い情報収集で連携するほか、双方はプログラム設計当局として、ギンバル、サフラン、タレス、国立航空宇宙研究所(ONERA)を主な協力業者として選定します。

エアバス・ヘリコプターズは現在、VSR700無人航空機の開発を進めており、多面的な性能、信頼性、運用コストを軍用の用途に応じて、最適な組み合わせを提供します。VSR700は民間機のカブリG2を製造するギンバルと共同開発し、機体は700キログラム、自律飛行システムと海上ヘリコプター分野でのエアバス・ヘリコプターズの技術が生かされています。

すでに2017年6月、カブリG2プロトタイプを使用し、自動飛行制御システムと機体の新しいエンジンシステムの統合を検証し、2018年にはVSR700試作機による初飛行に向けた自律飛行の試験が開始されています。

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