チャンギ国際空港、7月から空港使用料・着陸料などを6年連続で値上げへ

チャンギ国際空港、7月から空港使用料・着陸料などを6年連続で値上げへ

ニュース画像 1枚目:チャンギ空港 イメージ
© Changi Airport Group
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シンガポール・チャンギ国際空港は2018年7月1日(日)から、空港使用料を改定すると発表しました。既存ターミナル設備と保安設備の改修資金の一部などに充てる予定です。

シンガポールを起点に出発する旅客に適用される旅客サービス料(PSC)と旅客保安サービス料(PSSC)は現在、計27.9シンガポール・ドル(SGD)ですが、これを2018年7月から旅客サービス・保安料(PSSF)として統合し、2024年までの6年間、毎年、1人につき2.5SGDを値上げします。2019年以降は、毎年4月1日がサービス料改定日となります。

これにより、2018年7月1日(日)以降に発券され、2019年3月31日(土)までに搭乗する航空券は旅客サービス・保安料としての30.4SGDに加え、空港税の6.1SGD、さらに、7月からシンガポール政府が新たに設定する空港開発税(ADL)の10.8SGDを加えると計47.3SGDがかかる計算になります。

なお、乗継客の旅客サービス・保安料は現在と変わらず6.0SGDですが、空港開発税の3.0SGDが追加され、9.0SGDの支払いが必要となります。

また、空港使用料のほか、航空会社が支払う着陸料、駐機料、搭乗橋使用料も2018年7月1日(日)から1%値上げし、その後6年間、2024年まで4月1日に毎年1%値上げします。

規制制度に基づき、合計額がシンガポール民間航空庁の定めた上限額を超えない限り、チャンギ・エアポート・グループは2030年まで様々な空港使用料を柔軟に設定することが可能で、チャンギ国際空港が空港ハブとして不利に影響を受ける場合、上限額は見直しされます。

チャンギ国際空港の利用者数は年々増加し、2017年の利用者数は6,220万人を記録し、今後20年間でその数は毎年3%から4%増加すると予測しています。2020年台後半には、同空港の現在の処理能力である年間8,500人に達するとしており、再拡張なしではサービスの低下、フライトの遅延が予測されるとしています。詳しくは、チャンギ・エアポート・グループのウェブサイトを参照ください。

期日: 2018/07/01から
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