ボーイングは2012年3月20日、アメリカ連邦航空局(FAA)から、GE社のGEnx-1Bエンジン搭載の787-8型で型式証明を取得したことを発表しました。ボーイングは2012年2月6日から、GEnx-1Bエンジン搭載の787で実用飛行試験(F&R:Function and Reliability Flight Test)とETOPSを開始、3月初旬には飛行試験を終えていました。
今回の型式証明の取得で、GEnx-1Bエンジンと787の組み合わせでは初の導入航空会社となる日本航空(JAL)へのデリバリーは3月末までに行われる事が確定的と見られています。
ボーイングでは2011年8月26日に787とトレント1000エンジンの型式証明取得とあわせて、787の試験飛行は一段落を迎えます。今後、787ではエンジン性能の改良のためのテストフライト、2012年と見られる787-9、さらにその後にもプロジェクトに着手するとみられる787-10でもテストフライトを行います。