エアバスは2018年7月19日、エアアジア・エックスがA330neoを34機追加発注したことを発表しました。この発注で、同社のA330neoの発注数は100機となっています。
エアアジア・エックスが発注したA330neoはすべてA330-900で、クアラルンプールからヨーロッパへ直行便で飛行できる航続距離を備えています。引き渡しは2019年第4四半期から開始される予定で、マレーシア、タイ、インドネシアを拠点に運航されます。
A330neoはA330の成熟性を踏まえながら、エンジンはA350に搭載するトレントXWBの技術を取り入れたロールスロイスの新たなトレント7000ターボファンエンジンを採用しています。また、新しい複合シャークレットを搭載した空力特性の主翼が採用され、現行のA330と比べるとA330neoは燃費25%の向上が期待されているほか、快適な新客室「Airspace by Airbus」を装備します。
A330neoは現在、飛行試験プログラム終了間近で、型式証明の取得後、9月には商業運航が開始される予定です。