アメリカ国防総省は、2018年9月28日(金)にビューフォート海兵隊航空基地の第2海兵航空団(2nd MAW)のF-35Bが墜落した件を受け、緊急点検のため10月11日(木)付けで24時間から48時間の運用停止を発令しました。事故原因として、F-135エンジンの燃料配管に一因があると提起され、この交換が飛行再開の条件です。
点検対象は、F-35A、F-35B、F-35Cのすべての派生系です。緊急点検の発令後、すぐにロッキード・マーティンなどは、点検後に飛行を再開した旨を明らかにしています。
防衛省もこれをうけ、三沢基地に配備されている航空自衛隊のF-35Aについて、アメリカで調査、指摘されたものと同じ燃料配管は使用されておらず、飛行の安全性への影響はないことを確認したと、10月12日(金)付けで岩屋防衛相が記者に回答しています。
イギリスも現在、アメリカで空母「クイーン・エリザベス」を使用し、11週間でおよそ500回の離発艦を予定している飛行試験を実施していますが、この緊急点検による飛行停止の影響は受けないと明らかにしています。