アカギヘリコプター、国内最後のSA315B「ラマ」を抹消

アカギヘリコプター、国内最後のSA315B「ラマ」を抹消

ニュース画像 1枚目:日本国内で運用される最後のラマ
© エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン
日本国内で運用される最後のラマ

国土交通省航空局は2019年4月、アカギヘリコプターが運航していたSA315Bヘリコプター、機体番号(レジ)「JA9397」と「JA6129」の2機について、申請されていた抹消登録を受理しました。2機は4月9日(火)付けで抹消、その理由は「航空の用に供さないため」とされています。

今回、2機の「JA9397」と「JA6129」が退役したことより、日本国内で運用されるSA315B「アルウェットⅢ」、通称「ラマ」は消滅したことになります。JAレジとして登録があるSA315Bは「JA6119」が残存していますが、同機は2005年に三重県で墜落、大破しています。

アカギヘリコプターはおよそ30年にわたり、吉野杉の輸送任務にラマを使用し、険しい山中の高高度作業で、横風にも強い機体とその操縦性能を評価し、これまでに計9機を運用しました。

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