第7艦隊VP-5のP-8A、ニュージーランドで合同訓練やデモフライト

第7艦隊VP-5のP-8A、ニュージーランドで合同訓練やデモフライト

ニュース画像 1枚目:P-8Aポセイドン
© Photo by Mass Communication Specialist 1st Class Jerome D. Johnson
P-8Aポセイドン

アメリカ海軍第7艦隊は、第5哨戒飛行隊(VP-5)マッドフォックスのP-8Aポセイドンが2019年8月11日(日)、ニュージーランド空軍のオハケア基地を訪問したと発表しました。ニュージーランド空軍との合同訓練や機体見学、デモフライトを行います。

ニュージーランド空軍は現在、P-3Kを6機を運用しています。2018年9月には北朝鮮の瀬取り監視のため、嘉手納基地にP-3Kを2機を派遣していました。ニュージーランドは2018年にP-3Kの後継として、P-8Aを4機調達を決定し、2023年から運用する予定です。

VP-5マッドフォックスはP-8Aを2014年7月から、嘉手納基地に配備されています。配備直後の2014年8月に海南島の近くを哨戒中、中国人民解放軍のJ-11BH戦闘機の異常接近を受けた事例もあります。

P-8Aは、P-3の後継としてボーイング737-800ERXを基に開発された哨戒機です。胴体後部にウェポンベイ、主翼下にハードポイントを設けるなど大幅な改良が加えられています。アメリカ海軍向けは磁気探知機(MAD)を装備していませんが、MQ-4Cトライトンと連携して洋上監視を行います。

アメリカ海軍のほか、インド海軍とオーストラリア空軍が運用しています。また、採用を予定している国は、イギリス、ノルウェー、ニュージーランド、韓国です。日本はP-3Cではアメリカに次ぐ101機を保有して運用していましたが、後継機は自国で開発したP-1を採用した為、P-8の採用を見送りました。

期日: 2019/08/11
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