アメリカ空軍で新兵を鍛える、3機の鬼軍曹T-38Cタロン

アメリカ空軍で新兵を鍛える、3機の鬼軍曹T-38Cタロン

ニュース画像 1枚目:T-38Cタロン
© U.S. Air Force photo by Senior Airman Taylor Crul
T-38Cタロン

アメリカ空軍で退役を控える3機のT-38Cタロンが2019年7月26日(金)、オクラホマ州の空を舞う様子が活動を紹介する1枚として取り上げられています。3機はオクラホマ州ヴァンス空軍基地、第71飛行航空訓練団の第5飛行訓練飛行隊と第25飛行訓練飛行隊に所属しています。3機のシリアルナンバーは「65-10369」、「67-14958」、「70-1562」です。

T-38はF-5戦闘機と共に、ノースロップが自社資金で開発した練習機です。1959年に初飛行し、アメリカ空軍やアメリカ航空宇宙局(NASA)、西ドイツや台湾、韓国などに採用され、1,190機が生産されました。アメリカ空軍ではパイロット養成のほか、1974年から1981年までサンダーバーズで使用されました。

NASAでは宇宙飛行士の操縦訓練で使用、日本人宇宙飛行士の若田光一さんや山崎直子さんも操縦しています。アニメーションになった漫画「宇宙兄弟」では、南波六太が操縦訓練をしているシーンがあります。

T-38は最後の生産機が1972年と、一番新しい機体でも47年も経ち老朽化と運用コストの上昇から、T-Xプログラムとして後継機の選定が行われました。ロッキードマーチンとKAIのT-50A、レオナルドとレイセオンがT-100、サーブとボーイングがT-Xを提案し、2018年9月にT-Xが採用され、2023年から運用を開始する予定です。

期日: 2019/07/26
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