ニュージーランド政府とWisk、空飛ぶ自動運転タクシー運用試験で覚書

ニュージーランド政府とWisk、空飛ぶ自動運転タクシー運用試験で覚書

ニュース画像 1枚目:Wiskの空飛ぶ自動運転タクシー「Cora」
© Wisk
Wiskの空飛ぶ自動運転タクシー「Cora」

ニュージーランド政府とアーバンエアモビリティ(都市航空交通:UAM)会社のWiskは2020年2月4日(火)、同国カンタベリーにおける旅客輸送試験に関する覚書を締結したと発表しました。この試験では、Wiskの空飛ぶ自動運転タクシー「Cora」が使用されます。

ニュージーランド政府は2019年10月に、業界をリードする国内また国際的な業界パートナーと協力し、無人航空機を安全に試験、実証するための、空域統合トライアル(Airspace Integration Trial)を確立すると発表し、サンフランシスコとニュージーランドを拠点とするWiskが、このプログラムに参加する最初の業界パートナーとなりました。

Wiskは、ボーイングとキティホークが支援する独立会社で、10年間で1,000回以上のテストフライトを経て、安全で持続可能な日々の通勤や都市旅行の未来を形作る段階に来ています。なお、Wiskは2017年からニュージーランドの政府と提携しており、「Cora」はカンタベリー地域でも同年から試験飛行を行い、新たな雇用を生み出すなど、地域経済にも貢献しています。

なお、カンタベリーにおける旅客輸送試験計画は進行中で、ニュージーランドの民間航空当局が「Cora」を認可した後、世界初の旅客路線として運航を開始します。

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