ブリティッシュ・エアウェイズは2020年2月29日(土)から、ニューヨーク・JFK空港で、自律性モビリティデバイスの試験導入を開始しました。北米で、完全自律性の電子モビリティデバイスを試験するのはブリティッシュ・エアウェイズが初めてとなります。
現在、ブリティッシュ・エアウェイズの搭乗者のうち、年間約50万人がサポートを必要としており、2021年までにサポートを必要とする搭乗者はさらに10%増加すると予測されています。これを受け、シームレスな旅行体験を提供するための新たな方法を模索する1つのプロジェクトとして、日本のテクノロジー企業WHILLの自動運転が可能な電子車椅子を試験導入しています。
この車椅子には衝突予防技術が備わっており、空港内の目的地を設定すると、同行者や空港スタッフの手を借りずに移動することができます。試験段階の現在は、チェックインから搭乗口までの利用となっています。
なお、今後、混雑するロンドン・ヒースロー空港でも試験導入を行い、より多くのフィードバックを得た上で同技術の導入を検討します。ブリティッシュ・エアウェイズは2019年9月にサポートが必要な旅行者向けの専用顧客ケアチームも発足しており、これらの取り組みにより、サポートを必要とする旅行者から選ばれる航空会社を目指します。