日本発着のヨーロッパ路線は12カ国、33路線が展開されており、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で運休が多く発生しています。その一方で、経済的な結びつきも強いことから、貨物輸送をはじめ、運航が継続されている路線も多いことがこの地域の特徴です。
本邦航空会社は全日空(ANA)、日本航空(JAL)の2社、ヨーロッパ側は各国ごとにブリティッシュ・エアウェイズ、エールフランス航空、ルフトハンザドイツ航空、KLMオランダ航空、スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)、オーストリア航空、アリタリア航空、イベリア航空、ターキッシュ・エアラインズ、スカンジナビア航空(SAS)、フィンエアーが就航しています。
路線 | 航空会社 | 運航状況 | 備考 |
---|---|---|---|
羽田 - ロンドン・ヒースロー | 全日空 | 週3便 | 7/31まで |
日本航空 | 週3便 | 7/31まで | |
ブリティッシュ・エアウェイズ | 運休 | 6/30まで | |
関西 - ロンドン・ヒースロー | ブリティッシュ・エアウェイズ | 運休 | 6/30まで |
羽田 - パリ シャルル・ド・ゴール | 全日空 | 運休 | 7/31まで |
日本航空 | 運休 | 6/30まで運休 7月週2便で再開 | |
エールフランス航空 | 運休 | 7/6まで | |
成田 - パリ シャルル・ド・ゴール | エールフランス航空 | 週3便 | 7/6まで |
関西 - パリ シャルル・ド・ゴール | エールフランス航空 | 運休 | 7/6まで |
羽田 - フランクフルト | 全日空 | 週5便 | 7/31まで |
ルフトハンザドイツ航空 | 週3便 | 6/30まで | |
羽田 - ミュンヘン | 全日空 | 運休 | 7/31まで |
ルフトハンザドイツ航空 | 運休 | 6/30まで | |
成田 - フランクフルト | 日本航空 | 6月末まで運休 7月から週2便 | 7/31まで |
成田 - デュッセルドルフ | 全日空 | 運休 | 7/31まで |
関西 - ミュンヘン | ルフトハンザドイツ航空 | 運休 | 6/30まで |
名古屋 - フランクフルト | ルフトハンザドイツ航空 | 運休 | 6/30まで |
羽田 - ミラノ | 全日空 | 運休 | 開設時期未定 |
羽田 - ローマ | アリタリア航空 | 運休 | 8月再開予定 |
成田 - ローマ | アリタリア航空 | 運休 | 成田発が7/31まで |
成田 - ミラノ | アリタリア航空 | 運休 | 成田発が8/1まで |
成田 - アムステルダム | KLMオランダ航空 | 〜6/28、週4便 6/29~8/3まで週6便 | |
関西 - アムステルダム | KLMオランダ航空 | 〜6/28、週2便 6/29~8/3まで週5便 | |
成田 - マドリード | イベリア航空 | 運休 | 7/31まで |
成田 - チューリッヒ | SWISS | 週2便 | |
関西 - チューリッヒ | SWISS | 運休 | |
羽田 - ウィーン | 全日空 | 運休 | 7/31まで |
成田 - ウィーン | オーストリア航空 | 運休 | 未定 |
羽田 - イスタンブール | 全日空 | 運休 | 開設時期未定 |
成田 - イスタンブール | ターキッシュ・エアラインズ | 運休 | 未定 |
関西 - イスタンブール | ターキッシュ・エアラインズ | 運休 | 未定 |
羽田 - ヘルシンキ | 日本航空 | 運休 | 6/30まで 7/1~羽田発で週3便 |
フィンエアー | 5月初旬の就航延期 | 11月に就航予定 | |
成田 - ヘルシンキ | フィンエアー | 運休 | 成田発7/1まで 再開 7/2~毎日 |
関西 - ヘルシンキ | フィンエアー | 運休 | 7/1まで 再開 7/2〜7/27、週2便 7/28〜9/5、週3便 9/6〜10/3、週4便 10/4〜24、週5便 |
名古屋 - ヘルシンキ | フィンエアー | 運休 | 7/1まで 再開 7/2~8/5、週2便 8/6〜9/1、週3便 9/2〜10/24、週4便 |
新千歳 - ヘルシンキ | フィンエアー | 運休 | 2021年3月まで |
福岡 - ヘルシンキ | フィンエアー | 運休 | 2021年3月まで |
羽田 - ストックホルム | 全日空 | 就航日未定 | 6/6新規開設予定 |
羽田 - コペンハーゲン | スカンジナビア航空 | 就航日未定 | - |
ANAは羽田発着でロンドン、フランクフルト線、JALは羽田/ロンドン線の運航を継続しています。さらに7月から、JALは羽田/パリ線をはじめ、成田/フランクフルト線、羽田/ヘルシンキ線を再開する計画です。
このほか現在運航しているのは、エールフランス航空が成田/パリ線、ルフトハンザドイツ航空が羽田/フランクフルト線、KLMオランダ航空が成田と関西発着のアムステルダム線、さらに6月から運航を再開したSWISSのチューリッヒ線があります。7月にはフィンエアーが成田、関西、名古屋線を再開する計画です。
EU域内では移動の再開が本格化し、日本路線を運航するいわゆる「フラッグキャリア」だけでなく、格安航空会社がレジャー路線の再開を本格化する状況です。ただし、日本からフランスやドイツなどシェンゲン協定加盟国へ向かう場合、基本的に14日間の自主隔離が求められていますが、7月1日以降に国境の段階的な開放が予定されています。イギリスについても、基本的には14日間の自主隔離と滞在情報の提供が求められています。