ブルーインパルス、8月上旬に千歳展開 医療従事者への感謝飛行か

ブルーインパルス、8月上旬に千歳展開 医療従事者への感謝飛行か

ニュース画像 1枚目:東京都心を飛行したブルーインパルス
© FlyTeam ニュース
東京都心を飛行したブルーインパルス

航空自衛隊のアクロバット飛行部隊ブルーインパルス、第4航空団第11飛行隊が2020年8月上旬の3日間、千歳基地で移動訓練を実施します。新型コロナウイルス禍に伴い、例年各地で開催されている航空祭の中止が相次ぎ、展示飛行機会が減少する中、曲技飛行に関連する能力の維持向上を図る移動訓練です。

日程詳細は詰めが行われているものの、展開と撤収を含め8月上旬の3日間、千歳基地で飛行訓練を実施します。曲技飛行訓練時間は8時から17時で、1回40分程度の訓練を2回以内で実施します。

受け入れる千歳基地は、通常と異なる経路の飛行が予想されると関係自治体に通知しています。東京都心の上空で実施された医療関係者向けに感謝の意を表す北海道での飛行となる可能性があります。5月末にブルーインパルスが東京都心を飛行した後、河野防衛大臣は全国の各都道府県から展示飛行の要望を受けていると明かし、医療従事者への感謝の意を表すため各地を巡る可能性を示していました。

ブルーインパルスは現在、2019年4月に判明したT-4のエンジン不具合に伴う部品交換作業のため、通常の6機から4機に編隊を縮小しています。このため、移動訓練はブルーインパルス仕様のT-4が4機、展開します。パイロットと整備員を含む約40名は、松島基地と千歳基地間の移動に支援機や官用機を使い、公共交通機関の利用予定はありません。

なお、千歳基地では2020年7月19日(日)に予定していた「千歳基地航空祭」の中止を決定しています。例年ブルーインパルスが参加する航空祭でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止に対応しています。

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