ケニア航空、787で初プレイター 旅客機の貨物輸送仕様

ケニア航空、787で初プレイター 旅客機の貨物輸送仕様

ニュース画像 1枚目:787の客室部分、貨物搭載用のフックが取り付けられている
787の客室部分、貨物搭載用のフックが取り付けられている

ケニア航空は、ボーイング787型機の客室に搭載する座席を全て取り外し、貨物輸送に利用すると発表しました。新型コロナウイルスのパンデミックにより、旅客便が運休していることから、世界の航空会社は旅客機から座席を取り外し、貨物輸送に使用しています。787の「プレイター(Preighter)」仕様、いわゆる旅客機の貨物輸送仕様機は、ケニア航空の事例が初めてです。

改修は、MRO事業を手がけるアビアノアが手がけます。客室部分には最大16トンの貨物を搭載でき、貨物運用時の最大積載量は46トンです。この改修作業は2020年12月に始まり、2021年1月に完了しました。ケニア航空が保有する787は全て787-8で、旅客機としてはビジネス30席、エコノミー204席を備えています。9機保有するうち、5機は旅客便として現在使用しており、貨物仕様は機体記号(レジ)「5Y-KZB」です。さらにもう1機も貨物仕様に変更する計画です。

ケニア航空は貨物輸送能力を高め、必需品や医療品の継続的な需要と将来のビジネスチャンスに対応し、地域経済の活性化に貢献する狙いです。この貨物仕様を認可したケニア民間航空局(KCAA)も「新たな雇用を維持・創出するだけでなく、収益の多様化によりケニア航空の経営基盤の強化につながり、経済的にも意義のある」と評価。さらに、今後のワクチン輸送でも大きな意義があるとコメントしています。

旅客機を一時的に貨物輸送用に仕様変更する「プレイター(Preighter)」では、ATRのATR-72型機、エアバスA320型機、エアバスA330型機、エアバスA350型機、エアバスA380型機、ボーイング777-300ER型機が確認されています。ケニア航空は、777-300ERをターキッシュ・エアラインズにリースしており、長距離飛行できる機材は787に限られるため、今回の仕様変更に至った模様です。

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