コープ・ノース21はじまる

コープ・ノース21はじまる

ニュース画像 1枚目:アンダーセン基地上空での編隊飛行
© U.S. Air Force photo by Senior Airman Helena Owens
アンダーセン基地上空での編隊飛行

グアム・アンダーセン空軍基地を拠点に開催されている「コープ・ノース21 (COPE NORTH 21)」の日米豪による共同訓練で、3カ国の編隊飛行が実施されています。「コープ・ノース」では、人道支援や災害救援(HA/DR)の訓練をはじめ、大規模部隊の派遣、対戦闘機戦の訓練などを実施します。

このコープ・ノースには初めて、アラスカ州アイルソン空軍基地に所在する第354戦闘航空団(354FW)第356戦闘飛行隊(356th FS)のF-35AライトニングIIが参加し、航空自衛隊、オーストラリア空軍と統合訓練を実施しています。共通の通信機能やウェブ対応の後方支援能力確認を中心に訓練が実施されます。

演習は、自然災害時にインド太平洋地域を支援する3カ国の能力を強化するためのHA/DRイベントで始まります。この訓練は、グアムのアンデルセン空軍基地、グアムのノースウエストフィールド、パラオのコロールとアンガウルで実施されます。

また、近接航空支援、防空戦闘、空中給油任務、さらに三カ国の準備態勢と相互運用性を高めることを目的とした大規模演習も実施されます。訓練期間中、紛争だけでなく、危機や災害時の対応などインフラ未整備の場所でも、迅速に戦闘・任務にあたる能力を確立する演習も予定されています。こうした一連の訓練を通じ、インド太平洋全域で同盟国やパートナーと柔軟性の高い任務にあたる態勢を整えます。

コープ・ノース21では、アメリカ空軍、海兵隊、海軍の1,800名以上が参加し、飛行隊23個、航空機95機が参加します。なお、空自の参加部隊は、航空総隊の第2航空団、第8航空団、警戒航空団、航空支援集団の第3輸送航空隊です。機種は、F-15J/DJが6機、F-2Aが3機、E-767が1機、C-2が1機です。

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