IAI、777-300ERの貨物改修施設を韓国に新設

IAI、777-300ERの貨物改修施設を韓国に新設

ニュース画像 1枚目:777-300ER貨物改修試験機
© IAI
777-300ER貨物改修試験機

イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)は2021年5月4日(火)、ボーイング777-300ER貨物機(SF)改修プログラムの作業施設を韓国に設けると発表しました。IAIは、仁川国際空港とMRO企業のシャープテクニクスとP2F(Passenger 2 Cargo)改修施設の新設について覚書を締結しました。この新施設は、ボーイング777ERSF、通称「ビッグツイン」の旅客機から貨物機への改造を専門に実施します。

IAIは、2024年から年間6機のボーイング777-300ER型と777-200LR型を貨物専用機に改修する需要があると予想しています。長距離飛行が可能な貨物ワイドボディ機の需要増加に対応するため、IAIは世界各地でP2Fの改修施設を増設する必要があると判断しました。

IAIは現在、ボーイング777-300ER貨物機(SF)改修プログラムの追加型式証明書(STC)取得に向け、テスト機を改修しています。この試験機は2023年中にライセンス取得を完了する予定です。IAIは、ボーイング製ではボーイング737クラシック、ボーイング737 NGファミリー、ボーイング767型、ボーイング747型の各機種で貨物改修機を開発しており、これに777型が加わります。

この記事に関連するニュース
メニューを開く