エアバス、100機目のA400Mをスペイン空軍に納入

エアバス、100機目のA400Mをスペイン空軍に納入

ニュース画像 1枚目:スペイン空軍 A400M
© AIRBUS
スペイン空軍 A400M

エアバスは2021年5月25日(火)、スペイン空軍に10機目のA400Mを納入しました。この機体は製造番号(msn)「111」で、A400M納入機数がちょうど100機目を数える区切りの機体でした。エアバス工場が所在するセビリアから、配備先のサラゴサへ5月24日(月)にフェリーされました。

A400Mは、フランス空軍へ2013年8月1日(土)、MSN「7」の「F-RBAA」が初めて正式納入されました。これ以来、ドイツ、スペイン、イギリス、トルコ、ベルギー、ルクセンブルク、マレーシアの8カ国に納入されています。この各国空軍での任務を通じ、10万飛行時間を達成しています。

初納入前にはエンジントラブル、2015年5月には引き渡し前の機体のテスト飛行中の墜落事故など課題もありましたが、成熟した機体となっています。納入が本格化して以降も自動低空飛行の機能、空中給油機能の追加認証、空挺降下への対応、未舗装滑走路での運航能力などを開発しています。

また現在、A400Mの保有国は、新型コロナウイルス感染症への緊急対応任務で集中的にこの輸送機を運用、共同任務を実施しています。

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