ライアンエア、初の737MAX受領 197席搭載の737-8200

ライアンエア、初の737MAX受領 197席搭載の737-8200

ニュース画像 1枚目:ライアンエアとグループ会社のマルタエア、バズ塗装の737 MAX
© Ryanair
ライアンエアとグループ会社のマルタエア、バズ塗装の737 MAX

ライアンエアは2021年6月16日(水)、アメリカ・ワシントン州シアトルでボーイング737-8-200型の初号機を受領しました。737-8-MAXをベースとして、座席数を増やした仕様で、ライアンエアはこの機種を「737-8200ゲームチェンジャー」と称しています。機体記号(レジ)は「EI-HEN」で登録されています。

ライアンエアは737-8-MAXをベースにした座席増加仕様の737-8200を計210機、確定契約しています。ボーイングの納入が遅れているため、2021年夏は12機の受領にとどめる予定で、このうち6機がライアンエア、6機がマルタ・エアの塗装で導入されます。

最新の計画でライアンエアは、自社とグループ会社のマルタ拠点のマルタ・エア、ポーランド拠点のバズとあわせ2022年夏までに50機の737-8200ゲームチェンジャーを導入する予定です。この新機材の導入を進めることで、ヨーロッパ域内で新路線の就航、低価格の航空券販売を通じて、コロナ禍からの回復に対応し、迅速な旅行需要の回復につなげる狙いです。

ライアンエアの現在の737-800は189席のモノクラス仕様ですが、737-8200は197席と8席増加します。座席が増加する一方、乗客が使用する席のスペースは拡大し、着席時の膝まわりスペースが広くなるほか、ボーイングの機内仕様「スカイ・インテリア」が標準装備され、機内空間の快適性が高められています。

「EI-HEN」はボーイング・フィールドからアイルランドのダブリンにおよそ9時間超のフライトでフェリーされています。210機の「ゲームチェンジャー」の確定発注で、新型機への投資により、乗客数が4%増加する計算ですが、1席あたりの消費燃料量は16%削減、騒音とCO2排出量ともに40%低減する見込みです。

なお、737-8200の仕様はベトジェットエアも発注しています。

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