航空自衛隊の第4航空団第11飛行隊「ブルーインパルス」は2021年8月24日(火)、「東京2020パラリンピック」開会式前に東京都心を飛行しました。ブルーインパルスは赤、青、緑と3色のカラースモークで飛行。東京都心でカラースモークを使う飛行は、7月のオリンピック開会式前の展示飛行に続くものでした。
東京都庁、国立競技場を含む都心は湿度が80%近く、上空にも水蒸気、さらに雲が発生し、快晴とはほど遠く、展示飛行の環境としても良い状態ではありません。待機エリアの初台方面から国立競技場に進入する際、6機編隊を3つに分かれ、パラリンピックのシンボル「スリーアギトス」を表現しました。
その環境が良くない中でも、パラリンピックに出場する選手たち、さらにコロナ禍で自宅から空を見上げる人たち、さらに医療従事者などへ届けとばかり、ブルーインパルスが鮮やかなカラースモークを焚いて飛行。飛行するブルーインパルスを見つけた子どもたちは、「キタキタ〜!」と歓声をあげて上空を見上げ、手を振ってていました。
ブルーインパルスは7月と8月、オリンピックとパラリンピックに合わせた東京都心での展示飛行を終え、予定されていた大役を終えます。入間基地へ帰投後、8月24日(火)または8月25日(水)に本拠地の松島基地へ戻ります。今後は、ブルーインパルスのT-4は通常の6機と予備機による体制に戻るとみられます。
■パラリンピック関連で入間基地に展開したブルーインパルス 06-5787 06-5790 16-5663 16-5666 26-5686 26-5690 26-5692 36-5693 36-5694 36-5697