日本航空(JAL)は、創立70周年を記念した70周年記念アイテムの本格販売を開始しました。すでに販売していた復刻版グッズなどを集めた「MEMORIAL GOODS」に加え、航空機のシートや貴重なアイテムを扱う「AUTHENTIC」、航空機の部品や採用されている素材などから整備士が1点ずつ製作したアイテム「CRAFTSMANSHIP」の3つのカテゴリの商品を用意しています。未使用「クラスJシート」、JALの歴史を彩る747初号機モデルプレーン、整備士が培った技術で航空機にも採用されている素材などで加工した観賞用「盃」やA350を含む「記念チタンプレート」など、マニアならずとも所有したくなる商品が揃っています。販売期間は2022年3月末までの予定です。
「AUTHENTIC」カテゴリでは、国内線ボーイング777-300型に搭載予定だった未使用の「クラスJシート」、JALとして初めて導入したボーイング747の機番を付けた一般に販売されることないサイズの「1/25 ボーイング747-100型機モデルプレーン(JA8101)」がそれぞれ70万円です。
このほか、日本エアシステム(JAS)が導入したボーイング777-200型機の初号機「JA8977」で、「レインボーセブン」の愛称どおりの塗装が施された1/100サイズモデルプレーン、日本アジア航空で「The Arc of the Sun(太陽のアーク)」の「JAA」ロゴをまとったボーイング767-300型機の1/100サイズモデルプレーンがそれぞれ5万円と4万円です。「クラスJシート」は11月下旬ごろに販売開始し、それ以外の商品は11月21日(日)までにアンケートへ回答し、各1点の抽選販売です。
また、「CRAFTSMANSHIP」では、JAL整備士が航空機整備で磨き上げた技術を活かし、航空機に採用されている同じ素材や実際に使用されていた部品を加工では、「盃」「記念チタンプレート」「丸形チタンキーホルダー」「IDGピストンキーホルダー」の4商品が出品されています。
中でも盃は、ボーイング777型機の逆推力装置に採用されているオーステナイト系ステンレス鋼の素材を使い、専用の工作機械によって、1つ1つ手づくりで製造。限定数を示すシリアルナンバーが刻印された商品です。ただし、観賞用に製作されており、実際の飲料用には使用しないよう注意があります。
「記念チタンプレート」は、JALの歴史を10年ごとに追うデザインで、1950年代はDC-6B、最新の2020年代はA350-900で、年代ごとに全8種が用意されています。これらの商品は、マイルで交換でき、「盃」は100,000マイル、「記念チタンプレート」は10,000マイルなどとなっています。なお、「丸形チタンキーホルダー」を除く3商品はいずれもシリアルナンバーが刻印されます。