カタール航空は2021年11月2日(火)、保有するエアバスA380型の運航再開に向け、再稼働させました。旧ドーハ国際空港で保管していた機体記号(レジ)「A7-APG」を旅客便を運航するドーハ・ハマド国際空港にフライトさせました。12月中旬にドーハ発着のロンドン、パリ線でA380を運航します。
カタール航空グループのアクバル・アル・ベイカーCEOは、保有する10機のA380のうち、5機を定期便に戻すと言及しています。10月後半から11月にかけて、「A7-APA」「A7-API」の2機でも何らかの作業をしており、再開に向けた動きとみられます。コロナ禍から需要が回復する中、エアバスA350型が運航停止になっており、A380を定期便に戻し、輸送力を強化します。
カタール航空の保有する10機のA380は全て旧ドーハ国際空港で保管されています。2014年5月にドーハ国際空港より多くの旅客に対応するため、およそ5キロ海側に位置する場所に建設されたハマド国際空港で定期便が運航されています。旧ドーハ国際空港は、現在も滑走路が運用されており、カタール航空の施設などもあります。