エミレーツ航空、777F新造機と777-300ERSFの改修を契約

エミレーツ航空、777F新造機と777-300ERSFの改修を契約

ニュース画像 1枚目:エミレーツ・スカイカーゴ ボーイング777F
© Emirates
エミレーツ・スカイカーゴ ボーイング777F

エミレーツ航空は2021年11月15日(月)、ドバイ・エアショーで新造の777貨物機2機と777旅客機の貨物機改修4機、計6機の契約をそれぞれ締結したと発表しました。エミレーツ航空の貨物部門、エミレーツ・スカイカーゴが運航する機材で、新造機は顧客名非公表としてボーイングの受注リストに掲載済みです。エミレーツ・スカイカーゴはすでにボーイング777貨物機を10機運航しており、エミレーツ航空も777旅客機を134機を運航しています。ボーイングの発注分は2022年4月と6月に受領予定です。

新造機とは別に、ボーイング777-300ER型旅客機を4機、貨物機に改修する契約を締結しています。この4機はイスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)が改修作業を行い、2023年から2024年にかけて納入されます。この契約では、さらに777-300ER旅客機の改修についてもオプション権がついています。IAIは、GECAS(プロジェクト開始時。現・エアキャップ)と777-300ERをベースにした貨物改修機として777-300ERSF「ビッグツイン」の型式変更に取り組んでいます。

エミレーツ航空はワイドボディ貨物機の容量を拡大することで、ドバイハブを活用し、世界各地への商品を輸送する能力を拡大します。保有機拡大は、貨物輸送を求める顧客の要望に応えると同時に、将来の成長性に対する自信の現れでもあります。

なお、ボーイングの777貨物機は、777-200LRをベースにした貨物機でボーイングの工場で新造機として納入されます。777-300ERSFはIAIとGECASが共同で取り組むプロジェクトでメインデッキに貨物ドアの追加、乗務室の改修、9G耐久の貨物バリアによる機体強化などの作業を経て、貨物専用機となります。

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