空自と米空軍、沖縄南東沖で戦術空輸を主目的に計28機で共同訓練

空自と米空軍、沖縄南東沖で戦術空輸を主目的に計28機で共同訓練

ニュース画像 1枚目:KC-135から空中給油を受ける空自F-15J戦闘機
© U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Moses Taylor
KC-135から空中給油を受ける空自F-15J戦闘機

航空自衛隊とアメリカ空軍の嘉手納基地に配備されている第18航空団は、2022年1月18日(火)と1月19日(水)の2日間、那覇南東の太平洋上の空域で計28機が参加した共同訓練「サザンビーチ22-2」が実施されました。訓練は、戦術空輸、空輸任務中の輸送機を戦闘機による援護、空中給油などが実施されました。新型コロナウイルスのオミクロン株が流行する中、共同訓練は通常の訓練に加えた感染予防対策も並行しながら実施されました。

「サザンビーチ22-2」はアメリカ空軍が発表している演習名です。演習は、騒乱など混乱した状況下での空輸・補給を想定し、日米の2カ国による28機を動員した安全な輸送を実現する演習でした。空自が演習の任務計画、実行、レポーティングを主導し、アメリカ軍との運用面の調整や実行能力を実証することも訓練目的でした。二国間訓練を通じ、特に沖縄方面の南西諸島の防衛について戦術、技術面や手順を確認し、その準備状況が確認されました。

ニュース画像 1枚目:オンラインで演習の計画を打ち合わせする18WGと空自隊員
© U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Cesar J. Navarro
オンラインで演習の計画を打ち合わせする18WGと空自隊員

空自から5部隊、18WGの7部隊が参加し、この中には嘉手納基地に最近配備されたE-3Gセントリーも演習に加わりました。空自からは、那覇基地の第9航空団、南西航空警戒管制団、警戒航空団に加え、輸送任務で小牧基地の第1輸送航空隊と入間基地の第2輸送航空隊が参加しました。アメリカ空軍はF-15戦闘機、E-3Gセントリー、KC-135空中給油機が洋上演習に参加し、HH-60ペイブホークも支援しました。

ニュース画像 2枚目:E-3Gセントリーへの空中給油の様子
© U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Anna Nolte
E-3Gセントリーへの空中給油の様子

■「サザンビーチ22-2」演習参加機
<航空自衛隊>
第9航空団:F-15戦闘機、8機
警戒航空団:E-2C早期警戒機、1機
第1輸送航空隊:C-130H輸送機、1機
第2輸送航空隊:C-1輸送機、1機
南西航空警戒管制団
<アメリカ空軍>
F-15イーグル、14機
E-3Gセントリー、1機
KC-135ストラトタンカー、2機
HH-60ペイブホーク、2機

この記事に関連するニュース
メニューを開く