
アメリカ海軍は、着艦に失敗したF-35CライトニングIIを海から引き上げ、修復する方針を示しています。この事故は、2022年1月24日(月)に南シナ海を航海中、空母「USSカール・ヴィンソン(CVN-70)」甲板へ着艦を試みた第2空母航空団(CVW-2)のF-35CライトニングIIが失敗し、機体は海に落ちた模様です。事故でパイロットは射出・脱出し、甲板で対応していた海兵7名が負傷しています。いずれも命への別状はないと明らかにされています。当該の機体は海から回収されます。また、甲板の損傷は軽微で、1月25日(火)には、飛行を再開しています。
F-35CライトニングIIは、アメリカ海軍とアメリカ海兵隊が使用する機種です。アメリカ海軍には72機、アメリカ海兵隊には5機が所属しています。事故が発生したCVW-2のF-35Cは、第147戦闘攻撃飛行隊(VFA-147)「アルゴノーツ」所属機で、11機が配備されているとみられます。
VFA-147を搭載したCVN-70は、2021年8月にサンディエゴを出港、8月28日(土)から8月31日(火)にはアメリカ海軍横須賀基地に寄港していました。最近では、沖縄南方の訓練海空域で2022年1月17日(月)から1月22日(土)まで、護衛艦「ひゅうが」も参加した日米共同訓練を実施していました。
■VFA-147「アルゴノーツ」所属機
・ビューロナンバーと製造番号
169600 (CF-34)
169035 (CF-23)
169161 (CF-25)
169163 (CF-27)
169632 (CF-37)
169424 (CF-32)
169636 (CF-41)
169305 (CF-31)
169302 (CF-28)
169304 (CF-30)
169799 (CF-55)
※配信後に記事の一部を修正しました。お読みいただきました皆様には、ご迷惑をおかけいたしました。(2022/01/29 18:08)