ボーイング777Xがアジア・デビューへ、シンガポール・エアショーで展示飛行

ボーイング777Xがアジア・デビューへ、シンガポール・エアショーで展示飛行

ニュース画像 1枚目:ボーイング777X
© Boeing
ボーイング777X

「シンガポール・エアショー2022」が2022年2月15日(火)から2月18日(金)まで開催、そこでボーイングが開発中の最新旅客機777Xを展示します。開催前の2月7日(月)、ボーイングはチャンギ国際空港に777X飛行試験機をシンガポールに運航しました。777Xのエアショー展示は、2021年11月のドバイ・エアショー以来2回目で、今回がアジア・デビューになります。

777X飛行試験機は、シンガポール・エアショーの会期中、飛行展示を予定しています。この機体は、777Xの2機種のうちの777-9で、世界最大の双発エンジン搭載ジェット旅客機で、燃料使用量、炭素排出量など前世代の機種から10%向上を目指しています。ボーイングはテスト飛行を通じ、炭素繊維複合翼の旅客機ながら的確な操作ができる機動、GE9Xエンジンの静粛性などを会場のエアショー出席者にお披露目します。この777Xは、シンガポール航空が発注しています。

なお、ボーイングは、アメリカ国防総省と共同でKC-46Aペガサス、P-8Aポセイドン、C-17グローブマスターIIIを実機展示します。

「シンガポール・エアショー2022」は、新型コロナウイルス・オミクロン株の世界的な流行の影響から入場チケットの販売を一時停止していました。その後、2022年1月21日(金)から販売を再開し、予定通りに開催します。エアショーは、民間機からビジネスジェット、ヘリコプター、軍用機まですべてを網羅し、シンガポール空軍のA330 MRTT、AH-64Dアパッチ、H225M、F-16D+などの実機も展示されます。ただし、今回はコロナ禍のため、トレードに重点が置かれ、一般日は設けられていません。

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