輸送艦「おおすみ」、母港・呉に帰国 トンガ支援終了

輸送艦「おおすみ」、母港・呉に帰国 トンガ支援終了

ニュース画像 1枚目:母港・呉に帰国した 輸送艦「おおすみ」
© 陸上自衛隊
母港・呉に帰国した 輸送艦「おおすみ」

2022年1月下旬にトンガ沖で発生した火山噴火と津波被害に対応し、防衛省・自衛隊が派遣した海上自衛隊の輸送艦「おおすみ(LST-4001)」が2022年3月5日(土)、母港の呉に帰国しました。「おおすみ」は、緊急援助物資の被災地輸送を担当しており、その支援で陸上自衛隊の航空援助隊が乗船していました。

輸送艦「おおすみ(LST-4001)」は約210トンを搭載し、1月24日(月)に出港し、2月8日(火)にトンガ沖に到着。ヌクアロファ港で飲用水や火山灰撤去の用具など約180トンを下ろしました。その後、2月12日(土)にトンガタプ島のヌクアロファ港を離れ、離島へ向かい、陸自の航空援助隊がCH-47輸送ヘリコプターを使用し、2月14日(月)から2月16日(水)にかけてエウア島、リフカ島やババウ島など離島に約30トンの飲料水を輸送しました。これにより全ての輸送任務を終え、帰国の途についていました。

防衛省・自衛隊によるトンガ支援は航空自衛隊の輸送機、C-130Hの2機、C-2の2機、計4機を派遣し、オーストラリアを拠点にトンガまで飲用水、高圧洗浄機、缶詰など約17トンの緊急支援物資を輸送しました。防衛省は2月17日(木)にトンガへの国際緊急援助活動を終結しており、「おおすみ」の帰国で派遣部隊も国際緊急援助活動統合任務部隊の配属を解かれ、各部隊に戻っています。

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